農業を副業にできないか、本気で考えたことがあります。
もともと土いじりや植物を育てることには興味があり、以前は家で大葉やハーブを水耕栽培していました。
農業については「稼げる」という話もあれば、「小規模ではなかなか稼げない」という話もあります。
だったら、自分でやってみたい。
そう思って、かなり具体的に計画を立てました。
目標にしたのは、年間12万円。月にすると1万円ほどの利益です。
最初は15㎡ほどの小さな区画から始めて、できそうなら100㎡、さらに300〜500㎡くらいまで広げることも考えていました。
ただ、調べて試算していくうちに、今の私が「副業として小さく試す」には少し相性が悪いと感じました。
農業そのものを諦めたわけではありません。
むしろ、経済的にもっと自由になったら改めてやってみたいと思っています。
今回は、副業として農業を本気で検討して、いったん見送ることにした理由を書きます。
農業を副業として考えた理由
一番の理由は、単純に興味があったからです。
土を触ったり、植物を育てたりすることには以前から興味がありました。
家でも水耕栽培で大葉やハーブを育てていた時期があります。
自分で育てたものが少しずつ大きくなって、最後には食べられる。
そういう過程自体が結構好きです。
一方で、農業については「稼げる」「稼げない」といろいろな話を聞きます。
会社員を続けながら、小さな畑を借りて月1万円くらい稼ぐことはできないのか。
そう考え始めたのがきっかけでした。
最初は15㎡で年12万円を目指せないか考えた
最初に考えたのは、いきなり大きな農地を借りるのではなく、小さく試すことでした。
候補にしたのは、自治体が運営する市民農園です。
15㎡ほどの区画を年数千円で利用できるため、
「このくらいなら失敗しても大きな負担にはならないし、まず試せそうだ」
と思いました。
そこで考えたのが、
15㎡ほどから始めて、最終的に年間12万円、月1万円ほどの利益を作れないか
という計画です。
もちろん、15㎡だけでいきなり年12万円を稼げると思っていたわけではありません。
まず小さく始めて、
どれくらい収穫できるのか。
会社員をしながら管理できるのか。
自分が農作業を続けられるのか。
そういったことを確認しようと考えていました。
この時点ではかなり本気でした。
調べた翌日にはさらに計画を詰めて、条件が合えば実際に借りるところまで進めるつもりでした。
15㎡から100㎡、300〜500㎡まで広げることも考えた
試算してみると、15㎡はあくまで「農業を試す場所」という位置づけになりました。
そこで次に、
100㎡くらいならどうか。
さらに300〜500㎡まで広げたらどうか。
と考えていきました。
当時のイメージは、
15㎡でまず栽培を経験する。
100㎡程度で収穫量や販売まで含めて検証する。
本当に年間12万円の利益を狙うなら、300〜500㎡程度まで広げる。
というものでした。
300〜500㎡まで広げた場合、当時の試算では年間250〜450時間ほどの作業を想定しました。
平均すると週5〜9時間程度です。
会社員をしながらでも絶対に不可能な時間ではありません。
ただ、
「月1万円の副収入を得るために、ここまで規模を広げて時間を使うのか」
と考えると、少しずつ最初のイメージとは違ってきました。
私はもっと、
「小さく試して、うまくいけば少しずつ伸ばす」
という副業を想像していたからです。
安く試せる市民農園は、収益目的とは相性が悪かった
さらに大きかったのが、土地の問題です。
最初に候補にしていた市民農園は、小さく農業を体験する場所としてはかなり魅力的でした。
料金も安く、面積も小さい。
私が求めていた「まず試す」という条件には合っています。
しかし調べてみると、市民農園制度は基本的に営利を目的としない農作物の栽培を前提としています。
農林水産省の資料でも、市民農園の利用者による栽培は営利目的ではないことが要件とされています。なお、自家消費を超えて余った農産物を販売すること自体は禁止されていません。
つまり、
「野菜を育てることを楽しみ、余った分を売る」
ことと、
「最初から利益を出す目的で農業をする」
ことは別です。
私がやりたかったのは後者でした。
安く小さく農業を試せる場所を見つけたと思ったのですが、収益を目的にするなら前提を考え直す必要がありました。
収益目的で別の農地を探すと、ハードルが上がった
では、市民農園ではなく、収益目的で使える農地を借りればいい。
次はそう考えました。
ただ、ここで一気に話が重くなりました。
市民農園のように、
「小さな区画を年数千円で借りて、とりあえずやってみる」
という条件ではなくなります。
土地を探す必要があります。
通いやすさも考える必要があります。
規模が大きくなれば費用も増えます。
農地の貸借についても、一般的な土地を借りるのとは違い、農地制度に基づく手続きがあります。農林水産省も、農地の貸借について農業委員会などが関わる制度を案内しています。
本気で農業をするなら、そうした準備をすること自体は当然だと思います。
ただ、私がいたのは、
「農業が自分に合っているか試してみたい」
という段階です。
安く小さく試そうとすると収益目的では使いにくい。
収益目的でやろうとすると、土地・費用・手続きのハードルが上がる。
この組み合わせが、かなり大きな問題でした。
販売先としてはJA系の直売所も考えた
作った野菜をどこで売るのかも考えました。
候補の一つが、JA系などの農産物直売所です。
自分で作った野菜を近隣の直売所で販売できれば、小規模な農業でも売り先を作れるのではないかと考えました。
ただし、ここについては実際に出荷するところまで確認したわけではありません。
誰でも出品できるのか。
出荷者になるために条件があるのか。
手数料はいくらなのか。
どれくらいの量を継続して出す必要があるのか。
そこまでは調べ切っていません。
そのため、この記事でも
「JAの直売所に出せば簡単に売れる」
とは考えていません。
本当に始めるなら、利用したい直売所ごとに出荷条件を確認する必要があります。
それでも、
土地を用意する。
作物を育てる。
売れる量を収穫する。
販売先を確保する。
というところまで考えると、最初に想像していたよりかなり本格的な副業になってきました。
最終的に一番気になったのは収益性だった
ここまで調べて、最終的に一番気になったのはやはり収益性です。
ただし、
「農業は稼げない」
という結論ではありません。
育てる作物。
土地の条件。
規模。
設備。
販売方法。
農業はこうした条件によって結果が大きく変わります。
今回分かったのは、あくまで私が考えていた条件では合わなかったということです。
私が副業に求めていたのは、
小規模から始められる。
初期費用を抑えられる。
会社員を続けながらできる。
月1万円ほどの利益を目指せる。
合わなければ比較的簡単にやめられる。
というものでした。
ところが試算していくと、
15㎡は栽培を試すにはよくても、収益目的には小さい。
本当に年間12万円を狙うなら、もっと広い面積を考えたくなる。
300〜500㎡なら、試算上は年間250〜450時間ほどの作業も想定する必要がある。
安価な市民農園は営利目的の栽培を前提とした場所ではない。
別の農地を使えば土地や手続きのハードルが上がる。
さらに販売先も考える必要がある。
という状況になりました。
月1万円を目指すための「お試し副業」としては、私には少し重い。
これが、いったん見送った一番の理由です。
ブログとは副業としての性質がかなり違った
現在取り組んでいるブログと比べても、違いを感じました。
ブログなら、とりあえず記事を1本書いてみることができます。
数日集中して書くこともできますし、しばらく別のことをすることもできます。
ゲーム開発も、完成させられるかは別として、小さく作って試すことはできます。
一方、農業は作物を育て始めたあとに、
「今週は別のことをやりたいから休もう」
とは簡単にはいきません。
育てている以上、必要な管理は続きます。
私は、興味を持ったことに一気に集中する一方で、しばらくすると別のことに興味が移ることもあります。
そう考えると、収益性だけではなく、今の生活や自分の性格との相性も考える必要がありました。
だから今はやらないことにした
ここまで考えて、今回は農業を始めないことにしました。
最初に調べ始めたときは、本当にそのまま始めるつもりだったので、少し残念ではありました。
ただ、
興味があることと、今やるべきことは別です。
現在の私は会社員をしながら、会社以外からの収入を作ることを優先しています。
その目的で考えるなら、今は農業よりも、ブログなどの小さく試しやすいものに時間を使う方が合っています。
農業を諦めたというより、
「今やるタイミングではない」
と判断しました。
それでも将来は農業をやってみたい
副業としてはいったん見送りましたが、農業への興味はなくなっていません。
むしろ、将来はやってみたいと思っています。
家庭菜園くらいで満足するのか。
もう少し大きな畑を借りるのか。
本当に農産物を販売するところまでやるのか。
今の時点では分かりません。
以前、大葉やハーブを育てていたときもそうでしたが、植物を育てること自体にはかなり興味があります。
だから、経済的な自由をある程度確保できたあとなら、今ほど収益性を気にせず始められると思います。
FIRE後なら農業の見え方も変わると思う
私がFIREを目指している理由は、二度と働きたくないからではありません。
生活費を稼ぐために働く必要がなくなり、そのとき自分がやりたいことに時間を使える状態になりたいからです。
農業は、まさにその「やってみたいこと」の一つです。
今はどうしても、
「この時間を使うなら、いくら稼げるのか」
を考えます。
でも、生活費が別で確保できていれば、
今年は畑をやってみよう。
面白かったら広げよう。
大変だったら家庭菜園くらいに戻そう。
そんな決め方もできます。
副業として農業を調べた結果、今回は始めませんでした。
でも逆に、
「経済的に自由になったら試してみたいこと」
が一つはっきりしました。
まとめ|農業がダメだったのではなく、今の私にはタイミングが合わなかった
副業として農業を本気で検討し、最初は15㎡ほどの小さな区画から試そうと考えました。
目標は年間12万円、月1万円ほどの利益です。
そこから100㎡、さらに300〜500㎡まで広げる場合も試算しました。
ただ、安く小さく始められる市民農園は、営利目的の栽培を前提とした制度ではありません。
一方で、本格的に収益を求めるなら、土地、作業時間、手続き、販売先まで考える必要があります。
私が求めていた
「まず小さく試して、月1万円くらいの副収入を狙う」
という条件とは、少し合いませんでした。
だから、今はいったんやめます。
ただし、農業をやりたくなくなったわけではありません。
むしろ将来、経済的な自由を手に入れたあとに、改めてやってみたいことの一つです。
家庭菜園になるのか。
収益を目指す農業になるのか。
それは実際に始めてから決めればいいと思っています。
今回分かったのは、
「農業は稼げない」
ということではありません。
「今の私が副業として始めるには、タイミングが合わなかった」
ということでした。


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